井田地域について

井田地区には住民が自慢できる地域資源が数多くあります。これらの地域資源は、地域や地域住民の宝であり、井田地区の活性化に向けた大きな武器となるものです。井田地区が、将来に渡って持続可能な地域であり続けるために、井田地区の持つ誇れる地域資源や人材を最大限に活用しながら、地域全体で新たなまちづくりに取り組んでいます。

井田地区の現状

★地域の自慢(良いところ)

井田地区には、四季折々に見られる花々や、満天の星空、季節になると飛び交うほたるの群れなどが見られ、美しく豊かな自然が残されています。また、この自然環境を活かした、米、メロン、和牛などを始めとする農畜産業を頑張っています。これらは地域の自慢の産品です。

一方で、井田地区の住民は、住民同士の協調性や、移住者への受容性が高いことから、夏祭りや運動会、文化祭などの地域行事も、地区内外の井田に関わるさまざまな人々が、協力・協調し合いながら運営・参加しています。このような住民気質や地域特性も、井田地区の大きな強みであり自慢です。

【住民ワークショップでの意見】

  • 住民の協調性が高く「共助」の精神、外から来た人にやさしい
  • 自然豊か、星がきれい、四季の花、ほたる、空気、水、緑がきれい
  • 秋の文化祭・まつり夜神楽、夏の夏祭り、花火大会、運動会、敬老会
  • おいしい米、和牛、メロン、トマト、レタス等農畜産さかん豊富

★井田地域の課題

井田地区においては、少子高齢化による著しい人口減少が見られます。特に若年層においては、同年代の住民が少なく様々な地域活動に支障が出ている現状があります。このことは、地域の主要産業である農業の担い手の不足や、それに伴う耕作放棄地の増加などにも大きく影響しています。加えて、近年は、有害鳥獣被害も多発しており、追い打ちをかける状況となっています。

また、地理的な面では、市街地に遠く、交通の便も悪いという条件に加え、地区内に商店も少ない現状から、車の免許を持たない高齢者や子供などにとっては、生活に不便な部分があります。

【住民ワークショップでの意見】

  • 少子高齢化、同年代が少ない、耕作放棄地がある、未婚対策
  • 交通の便が悪い、まちに遠い
  • お店が少ない、働く場少ない、農業の担い手
  • 有害鳥獣被害が多発

10年後の井田地域に向けた取り組み・地域ビジョン

スローガン(将来像)

 「子供からお年寄りまで、健康で楽しく住み続けられるふるさと井田」

  

地域の課題を認識するとともに、地域の良いところを十分に活かすことでその課題を乗り越えながら、10年後にも井田地域がこのスローガン(将来像)のような地域となるよう、住民みんなで取り組んでいきます。

まちづくりの基本方針

井田地域がめざすスローガン(将来像)を実現するため、以下の3つの基本方針を掲げ、新たなまちづくりに取り組みます。


1. 暮らしづくり

~安全安心、健康長寿、世代間の共助・共創のまちづくり~(生活機能の確保)


2. 仕事づくり

~産業振興、いなかの働き方、未来のまちづくり~(地域産業の振興)

3. 人のながれづくり

~定住促進、住みたいまちづくり~(定住対策の促進)